ゲームオブスローンズを見る人

ゲームオブスローンズの感想日記だよ

9話~始まりと終わり~

捕らわれたネッドの元に、またもやぽっちゃりハゲが見舞いにきます。そこでは、ネッドの息子ロブがラニスター家との戦いを始めたこと、娘のサンサがジョフリー王に慈悲を求めたことなどがネッドへ伝えられました。こんな状況に置かれながらも、父であるネッドは子ども達のことを案じます。ジョフリー出生の秘密を生涯隠し、ジョフリーを真の王と認めれば、サーセイはネッドに壁での余生を与えるだろうと、ぽっちゃりハゲは告げました。ネッドは、名誉を捨てて生き長らえることに意味を見いだせず、一度は反対しましたが、子ども達の身の危険が脳裏をよぎります。
難しいと思う。ネッドの性格上、小評議会の人達みたいな良くも悪くも器用なことはしたくないだろうけど、家族のことを思えば致し方ないのかな…そんな葛藤のシーンでした。ここまでネッドを見ていたらとっても感情移入できて、めっちゃ私も悩みました!

一方ナローシーの向こう側では、これまた展開がありました!なんとドロゴ王は、前の戦士との一戦で受けた切り傷から感染症を起こし生命の危機にさらされていたのです!!そしてこのドラスクでは、力が全て。馬に乗れぬ者は王ではない。ドロゴが息絶えれば、デナーリスももはや王妃ではなくなるのです。そうなれば、お腹の子もろとも殺されてしまうに違いありません。この非常事態に、デナーリスは遂に禁忌を犯します。村からつれてきた魔術師の女に、ドロゴを死の魔術で救うよう命じたのです。王妃としての命令で。デナーリスは必死です、そうでなければドロゴの死はデナーリスの死と同じなのですから!
ドロゴの馬の首を切り裂き、女は呪文を唱えます。すると、ドロゴの横たわるテントからはおぞましいうめき声が。死の魔術の開始と時を同じくして、デナーリスが産気づきます。ですがなんと!助産師はあの魔術師の女しか居ないというのです!!何でやねん!?よりによってなぜ取り込み中の魔術師しかおらんねん!?しかし、居ないものはいない。デナーリスを抱きかかえ、テントの中へ…
どうなるドロゴ!?デナーリス!?ドロゴは無事ではないだろうな…やばいやつになって戻ってきそう。デナーリスの赤ちゃんはちゃんと産まれるかな…心配です。

場面は移り、壁です。スノウくんはリビングデッドから総帥を守ったことで褒美の剣を受け取ります。そしてこの剣にまつわる話で、総帥のファミリーネームが明らかになりました!モーモントです。モーモントってドラスクでターガリエンに仕えてるあのイケおじのファミリーネームもモーモントやん!?さらに、メイスター(盲目の賢いおじいさん)のファミリーネームも!なんと、ターガリエン。やばい。壁やばい。そこにスタークの落とし子。聞いたときには開いた口が塞がりませんでした。ターガリエンは一家をほぼ根絶やしにされたはず。バラシオンとスタークに。人間関係恐ろし…

さて、ラニスターvsスタークの第一戦が始まりました!!ラニスター家先鋒は、ティリオン率いるラニスター+谷の蛮族軍団です!迎え撃つは、スターク2万の軍勢!と見せかけた囮の2000人の一団!スタークはもちろんこの一戦を落としましたが、裏で奇襲をかけより良いカードを手に入れました。それは、ジェミニー・ラニスター。なんと、スタークは2000の一団で目くらましをかけ、裏でジェミニーの一隊へ奇襲し、ジェミニーを捕らえることに成功していたのです!これは大金星!!ロブ兄なかなかやるぅ!
これ、タイウィンが聞いたらめっちゃ怒りそうじゃないですか。ティリオンが捕虜になって帰ってきたかと思えば、すぐにジェミニーが捕虜になる。しかも二度ともスタークに出し抜かれて。大切な大切なラニスター家の名声に傷を付けまくってますよね…あの人怒らせたらヤバそうな気がします。

そう!ネッドの謀反に仕立てられた事件から行方不明になっていたアリアちゃんがやっと映りました!もうまともな生活を送れていないのか、服も汚れ鳩を必死になって捕まえていました。なんだか可哀想だよ…誰も優しくしてくれないし…
この日は街中が騒いでいました、何故なら謀反を起こした王の手ネッドが国民の前で罪の告白を行うからです。アリアちゃんもその知らせを聞きつけて、父の姿を見に広間へ向かいます。ネッドは国民から容赦ない罵声や石ころを投げつけられます。辛いことでしょう。とうとうネッドは罪の告白を行います。告白の内容は、家族を守るための嘘の内容でした。友人であり王であるロバートを裏切り自らが王の座を獲得しようとしたと。そして、それは間違いであり、真の王は唯一ジョフリー王だと。これには、サンサちゃんやサーセイも安堵の表情でした。しかし!!あのクソチビガキジョフリー王に慈悲などなかった!!俺が王である間は謀反など断じて許さない!首を落とせ!!と。なんと愚かなアドリブ!!これにはサンサちゃんはもちろんサーセイや小評議会のぽっちゃりハゲも考え直すようジョフリーに声をかけますが、彼はもうのぼせ上がって聞く耳を持ちません。こんな惨い姿をアリアちゃんに見せるわけにはいかない!ネッド舞台にあがる前にアリアちゃんを見つけ、家来に保護するよう事前に仕向けていました。家来はアリアちゃんが処罰の瞬間を見ないよう、落ち着かせるよう言葉をかけ抱きしめました。その瞬間、大空に鳩の群が羽ばたきました。
ここまで見てきた中で一番ショックでした。ネッドは正しかった。でも、正しすぎたのかもしれない。それは悪いことではないと思うけど、余りに敵が多過ぎた。

キャトリンさんやロブ、スノウ、ブランがこの事を知ったらどうなってしまうのだろう…我を失わないでほしいな。スターク大好きだからさ…